昔から家は、その土地土地の気候風土にあった素材でつくることが理想とされてきました。
豊かな森林資源に恵まれた日本でいえば、当然のことながら木材ということになります。高温多湿な気候の日本では、腐朽菌が発生しやすく、シロアリによる被害もみられます。このような環境のなか、何十年、何百年と生き続けてきた日本の木には、気候風土に対する耐性(防腐・防虫機能など)が備わっており、それは木材となり住宅に使われてからも効果を維持します。
また、国産材を使用することは、水源かん養機能(雨水をすみやかに地中に浸透させ河川にゆっくりと流すことで、洪水や渇水を緩和する機能)や二酸化炭素吸収機能など多くの公益的機能を持つ森林の維持・管理にもつながります。
建物の重さを受ける柱と土台には、JASで定められた耐久性区分D1樹種(※1)の国産材を使用。国の施工基準では、太さは4寸角(12cm)以上と定め、1階から2階まで貫く通し柱と土台には4.5寸角<13.5cm>以上を使用する事になっています。
デカ木住宅では、より以上の耐震性、耐久性を考慮して国の施工基準を上回る独自の判断で、通し柱は5寸角以上、土台は 5寸角の国産材を使用しております。
※1 D1樹種…木の耐久性を示す区分。D1に指定された木材は劣化が少ない。